2007.05.20 釣行記録

釣行日：2007/05/20 06時
場所：横浜港

今日は、先日新調した（中古だけど）ソルティープラッガーのお試し釣行です。

本当はウェーディングしたかったんだけど、前日の荒天の影響を考慮し、結局はいつもの横浜です。

竿はヤフオクでGetしたもの。袋無しでした。
そのため、竿袋をタックルベリーで買ってきました。ザウルスのヤツで、\315。
妻から「さすがに高いから気をつかってるんだね」などと言われてしまいました。

釣行当日も、オイラと同行した事がある人からすれば信じられないかも知れませんが、釣り座まで袋に入れたまま。どうしちゃったんだ、オレ？

さて、それではインプレッション。長いよぉ～。

まず、タックルはオイラのサーフシーバスを想定したもので、組み合わせたリールはシマノの4000番。港湾ではかなりのヘビータックルですね。
でも、ここではヘビーバイブ遠投がメインなんで、珍しくないかも。

持った感じは、なかなかGoodなバランスです。
リールは4000といってもマグネシウムなんで、一般ボディーだとチョット持ち重りするかも。
3000～4000番との組み合わせが良さそうですね。

んで、グリップ。
太さ的にはちょうど良いし、コルクなので良い感じです。コルクは濡れるとニュルニュルするので、好き嫌いがあると思います。オイラも昔はウレタンが好きでした。
でも、やはりコルクの手触りは良いですねぇ。中古で買って、薄汚れているのが気になる場合は、サンドペーパの1200番位の細かいヤツで軽くこすると綺麗になりますよ。
フシの部分はコルクの削りカスを木工用ボンドに絡めて塗り込むことでOK。新品と同様に、しばらくすると取れちゃうんだけどさ。

次に、キャスティング。
竿全体がしなる感じで、振りぬき感は決して気持ち良く無いです。
先調子の気持ち良い振りぬき感の竿を表現すると・・・ビュッって感じかな。
SPSは胴調子・・・ってか思ったより元調子っぽくて・・・グワッって感じ。伝わるかなぁ。

テイクバック時にしっかりルアーのウェイトを感じてから振らないと、上手く投げれません。
逆に、その癖を捉えると、ちょっとしたキャスティングミスも帳消しにしてくれる弾道を描いてくれます。

背後に柵や壁の多い港湾部では、この投げ方はちょいと厳しいかなという印象。
やはりウェーディング用という事で、オープンスペースでの利用向けだね。

飛距離は申し分なしです。
ただし、振りぬいた後の穂先のお辞儀と、その反動が大きいので、飛距離に多少影響しているかも。
キャスト感覚は人それぞれ好みの問題なので、使ってみないと判らないですよね。
ただ、振りぬき感が良ければ飛距離も伸びるというものでは無い事も、付け加えておきましょうか。

話はそれますが、キャスティング時には後方に注意しましょう！
以前、オイラはミヤ氏の片目を潰しかけた事があります。
ちょっとした油断がシャレにならない事態を引き起こしかねない事を、ちゃんと認識しないとね。

さらに、引き心地。
竿自体が柔らかくて、動きを吸収しちゃうんじゃないかって思ったけど、そんな事は全然無くてびっくりです。
穂先が繊細なんでしょうね。
ただ、逆にサーフで使う事を想定しているので、波の影響を受けてへんな感触になるのでは無いかと不安も。

これで、魚が釣れればインプレも完了するのだけど・・・開始後、1時間半の間、全く音沙汰無し。
今日はダメかも・・・と思い始めた時にやっと来たんですよぉ～。
では続けてインプレを。

バイトはニュルって、吸い込まれる感じのショートなものでした。
こいつに合わせた瞬間、オイラの口元はさぞやニヤけていた事でしょう。
このバイトが獲れるなんて、たまりませんわぁ～。この瞬間、良型の予感！

ここからは、やり取り。
特筆物ですね。
竿全体がしなって、マリリンモンローも真っ青な曲線美です。
ロッドパワーも十分、魚の細かい動きがガンガン手元に伝わってきます。

かなり楽しみながらネットに収まったのは、50cmの銀ピカ・プリプリ君です。
良く引きましたわぁ～、あがってくるまで、バイトの出方からして良型だと思ってたんですが、意外と小さかった事に驚きました。「良型」では無く、「良形」ですな。
最近ベイトが多く回っているので、体力がかなり付いたのだと思われます。

最後に、総括すると。
やっぱ、良い竿です、高いだけの事はあります。
キャスト感、魚とのやりとり、何れも個人的好みにもよりますが、オイラ的にはかなりのフィット感です。
ただし、とりあえず１本って竿では無いですね、値段だけでなく使い勝手的にも。

先にも述べたように、小場所では使い勝手が悪いです。
この手の場所だと、穂先に必要十分以上の張りがある先調子で、手首のみでピュって投げれて、かつガンガン寄せられるようバット部がしっかりした（硬いという意味ではありませんよ）竿が良いでしょうね。AR-Cはそういう竿だと思ったんだけどなぁ・・・。

一言でこの竿を表現すると「釣りが楽しくなる竿」ってところでしょうか。
ま、とりあえず1匹獲れて良かったよぉ。