2009.09.26 釣行記録


釣行日:2009/09/26 06時半〜14時
場所:城ケ島沖

今回は佐島港の 第八浩丸 にて、釣り部仕立てのカツオ釣りだぁ〜。

なんてったってカツオと言えば一本釣り。
昨年、釣り部の一部メンバと盛り上がり、今年は企画してくれって暗黒裏部長に言ってたのが、とうとう結実したのさ。


 お詫び)
  当日は妻の誕生日でした。
  おかげで(?)翌日は急遽TDLへ行くハメとなり、
  釣行記のupが遅れてしまったのであります。


さすがにこの時期、有名どころの船宿はひと月前から予約でいっぱいらしく、暗黒裏部長は結構探したみたい。
結果的には、大満足の船宿(釣果的には消化不良だけど)を見つけてくれた。

船宿集合は午前6時。
釣友のヤマッチに、これまた釣友のヨシキと一緒に拾ってもらって、楽ちんな出発だ。

今回はカツオの表層釣りがメインになるので、足を止めるためにチャム(撒餌)を打つ釣法となる。
そのため、生きたイワシを仕入れに行くのだが、残念ながら今回は同行することができなかった。
なんでも、買い付けには江の島まで行く場合もあり、午前3時に集合すれば連れて行ってくれるとの事だった。
うぅ〜ん、次回があれば、集合は午前3時だなぁ。

ちなみに、今回は小指程のカタクチイワシだ。
タモ網一杯で3,000円とかするらしい。
大抵これを4〜5杯分買い付けてくるんだそうだ。

それも今朝網で捕れたヤツで、港近くのイケスにストックしているヤツだと、バケツ一杯程度で4,000円だとか。
網で捕れたヤツは安いが弱く、イケスのは強く丈夫で漁師向けなんだそうだ。

また、イワシを積んだまま港に入るとすぐに死んでしまうそうで、港の外で船は待機していた。
釣り部のメンバが集合したのに合わせ、船が港に横付けされ、急いで飛び乗り出港だ。

港を出て、ある程度各員の身支度が整ったのを見計らって、船長からの釣り方レクチャー開始。
一本釣り、フカセ釣りの方法や、餌の付け方などをかいつまんで教えてくれた。
ふむふむ、以前に本で読んだ内容とほぼ一緒だ。
強いて言うなら、違いは「仕立てだから、好きにやってもらって構わないよ」という最後の一言くらいだろうか。

最初の宴は、思いのほか早く訪れた。
出航後30分程走っただろうか。

急に船速があがり、一気に海を突き進む。
その先には数隻の船団が!!
すでに放水を始め、数隻ではカツオが舞い上がっていた!!

慌てて自船の船先ではチャムが打たれ、放水が始まった。

・・・ところがどっこい、オイラの釣座は右舷大トモ。
放水口とは間逆の位置に居る。
本当は大トモは、釣り部の若造(初心者)の席だったのだが、フカセをやるって言うので無理矢理左舷の胴(放水口のはじっこ)へ送り込んだのだ!
いや、フカセでは一番釣れる(はずの)席だよ、俺って優しいなぁ。

いずれにしても、俺らトモ側はチャムの効果は期待薄。
と、思いきや、目の前でバンバンボイルが始まった!!
うひょ〜!!ジグを追ってくるのが見える!!

最初に食わせたのは、1キロ強のアベレージサイズ。
それでもガンガンに引くので、超楽しぃ〜!!

船の貯蔵庫に魚を放り込み、2匹目を狙う。

またまたガツン!!っとHit!!!
うひょぉ〜!!今度は型が良く、ガンガンに走る走るぅ。
一気に抜きあげ、針を外そうとしたところ・・・ジグがねぇ!
1匹目を揚げた時にスナップが開いてしまっていたようで、伸びきったスナップに付けたアシストフックがギリギリ引っかかって釣れた感じ。
あぁ〜お気に入りのJIGをまたしてもロストだぁ。

宴も長くは続かず、正味10分程だっただろうか。
ボイルが続くがJIGへの反応はまったく無くなり、船首の釣果も思わしくないようなので、後ろ髪を引かれながらも移動。

・・・ここからが長かった。

3時間だ。

船速を上げたり下げたり、旋回したりを繰り返し、ただただクルージング。

ぼけぇ〜っとしてたら「ひっぱりでもやってみるか」と船長がトローリング仕掛けを2つ貸してくれた。
左舷はヤマッチ、右舷は俺様。
最初のうちは手に持ってアタリを待つが・・・結局こちらも反応なし。

そしてしばらくしたところで、俺様の仕掛けの先で魚が跳ねあがった!
おぉ〜かかったぜぇ〜っと手繰り寄せる。
魚は海面を滑るというか跳ねると言うか、水上スキーのように引きづられ・・・ペンペンだった。
なんか全然釣れる気がしねぇなぁって、半ばあきらめムードに入った時、船は急停止。

「今、この辺で魚が跳ねたろ!」って、大急ぎで船長がチャムを打ち始めた。
俺らは、え?どこどこ?って感じだったんだが、あれよあれよと言う間にカツオが湧いてきた!!

すげぇぜ船長!!

ここから、本日最後の大宴会が始まった!!

とはいっても、やっぱりJIGへの反応はイマイチ。
時折ゴツってアタルのだが、フッキングしない。

そんな中でも、船首ではガンガンにカツオを釣りあげている。

えぇ〜い、代わりやがれ!!って俺様も船首の一本釣り足場へ。
そこからはもう頭の中が真っ白だ。
足下を黒い弾丸がバンバン通り過ぎる。
一本釣り用のバケを水面に走らせると・・・ガツン!!
どりゃぁ〜って抜きあげて、後方へポイ!
釣り部のメンバにぶつかろうが、お構いなしだ。

すげぇ楽しいぞ、一本釣り。
船長の怒号が飛ぶ中、正味5〜6本程釣っただろうか。
俺様の中でこの釣りの難しい所は、魚が掛かってから船内に取り込むまでかな。
びよぉ〜んって抜きあげるんだけど、そのまま海へお帰り頂いたのは、釣った数より多いと思う。
ひどい時は真上に飛んで、そのままドボン。花火かい!!

ソコソコ楽しんだ所でバトンタッチし、またトモへと戻りジグを投げる。
やっぱり反応がねぇ。
気付けば周りにも船が集まり、完全に下火になってしまった。

マッタリ雰囲気の中、船長としばし雑談。
群れを見つけた時の船の位置取りとか、一本釣りのコツとか、色々と丁寧に教えてくれた。

残念ながら、この後はカツオを見つける事が出来ず、教えられた技を生かす事は出来なかった。
つーか、7時間半の釣行で、実際に釣りをしたのは1時間にも満たない。
当たった群れは2回のみで、それすらアッという間の出来事。

0か100の釣りだって、帰港後の船長の言葉が、痛んだケツにしみるぜ。

結局、10名で41本の釣果。
だいたい1.5kgのが主体で、2kg超ありそうなのは数える程だった。

まぁ1本で十分にオカズにはなるので、お土産的には問題ないのだけれど、やっぱりどこか不完全燃焼な部分がある。

だが、一本釣りは本当に楽しい。
ルアーでドラグが唸る釣りも合わせて出来るなんて、カツオ、楽しすぎるぜ。
それにしても、今回は良い船宿に当たったと思うぞ。
船長は若い(と言っても、俺様よりは全然年上っぽいけどね)けど、横柄な態度は微塵も無いし、かといって妙に慣れ慣れしくもない。
ちょっと船は手狭だけど、仕立てで行くには十分だ。
来年も是非、企画してちょうだい、暗黒裏部長様ぁ〜。

  



    ロッド : AbuGarcia SALTWATER MARQUIS
       Ocean Stick(SWM-762LT)
  リール : SHIMANO '02 TWIN POWER 5000HG
  ライン : GOSEN ARCHE JIGGING 3号(35LB)
  ルアー : 1oz前後のJIG各種