〜 牛タンを食らう!編 〜



時間厳守な旅行ってどーなんだろ。
今回は、新幹線に乗っていくので、行きと帰りはガッチリ時間が決まってる。

うぅ〜ん、なんか気楽さが無いのがちょっとねぇ。

とは言え、行きの電車は・・・何時だけ?全部妻任せ。
平日の出勤時とほとんど変わらない、午前8時に出発だぁ。

次女は病み上がりなのに、テンションは高め。
長女は旅行バックをガラガラ引きずるのが楽しいのか、最寄り駅まで難なく到着。

ここから横浜まで出るんだけど、流石に土曜の朝。
電車はソコソコ空いていて、家族2×2で離れ離れだけど座ることが出来た。
この先長いからねぇ〜、無駄に体力消耗させたくないじゃない。

横浜から、今度はJR東海道線で東京まで。
普段も通勤で使ってるけど、こんだけ空いてると楽だよねぇ。
座ることは出来なかったけど途中で妻子は座ることができ、あぁ良かった、と。

東京駅では駅弁を物色。
いや、なにね、仙台到着は昼を過ぎちゃうんで、車内で昼食を済まそうって。
ほら、最近の駅弁は美味しいのが揃ってるって言うじゃない。

駅弁コーナーを覗くと・・・すっげぇ人。
みんなでっかい旅行カバンを抱えての買い物。
人ごみに流されながら駅弁を物色するが、コレといって惹かれる品が無いんだよねぇ。 東京って、種類は豊富だけど、ご当地物が無いんかなぁ。
築地直送の海鮮丼・・・イマイチ。アナゴ寿司・・・6カン全部アナゴってのもちょっと。
牛タン弁当・・・これから行きますから。沖縄系弁当・・・遠いでしょ。
そんな感じで、結局俺様が選んだのは中国大陸弁当って、もう国外物ですから。
横浜生まれの横浜育ちなんだもん、中華だって良いじゃん。シュウマイじゃないのがミソ。


子供たちは腹減ってないって言って、炊き込みご飯のオムスビ。
妻も炊き込みご飯のお弁当。

 

結局、コンビニで買うのとあんまり変わらない気もしたが、まぁ良いか。

プワ〜ン・・・新幹線の到着だぁ。
いやぁ二階建てって遠目にしか見たこと無かったから、感動するかなぁって思ってたんだけど、するはずもなく。
子供たちも、はしゃぐワケでもなく淡々としたもんで。

粛々と乗り込み、窓を見ると・・・足しか見えねぇ。

短いスカートのねーちゃんでも居れば、また楽しいかもしれないが、今は冬。
つーか、なんの変哲も無い土曜の午前中、北へ向かう下りの新幹線ホームにチャラチャラしたねーちゃんなんか居るはずも無く。
車内もガラガラ。俺らの他には4人組みのおばちゃん風の連中が1組居るだけだった。

外の景色も代わり映えしない、つーか防音壁しか見えないので、やることも無く。 席は3人席。次女はおまけ扱いで席が無い・・・。
無い無い尽くしでヒマヒマだ。

 

おまけに肘掛がキレイに収納できない形状なもんだから、3人席に4人座るという荒業も思いのほか厳しい。
だけど、周りはガラガラ。
じゃぁ移動しちゃえって、一人で別の席でお昼寝zzz。
車掌が来ても知らんプリで、無事に仙台到着となったワケだ。

 

うぅ〜ん仙台駅。凄さが感じられねぇ。
密かに、以前に行った宇都宮駅と大差ない気がした。まぁ、東京が異常なだけだが。

外に出ると・・・雪が残ってますから。
うひゃぁ〜寒い寒い。つーか、空気が痛い。

 

まずはホテルへ荷物を預けに。
ホテルは駅の目の前、「ホテルメトロポリタン仙台」。なんかパスタみたい。
チェックインまで時間もあるので、クロークに荷物だけ預けて仙台観光に出発。

目の前のロータリーから、市内中心部の観光スポットを回る「るーぷる仙台」というレトロ調の周回バスが出ている。
一日乗車券を購入すれば、何度でも乗り降り自由!なんて便利!!

さてさて、何処見て回るかって周回ルートを見ると・・・行きたいところがいくつもねぇ・・・。
まぁ妻が行く場所決めてたから、実際はついて歩くだけなんだけど。

 

まず到着は「瑞鳳殿」。
伊達政宗公が奉られてる(?)ところ、なのかな。なにも知らない。
すっごい山の中。すっごい急な坂の上。
観光地でありながら、観光客目当てな感じが無い、なんともおごそかな感じが良い。

 

 

続いて「仙台城跡」。
伊達政宗公が築いた山城、だよね?なにも知らない。
城だけに、やっぱりすっごい山の中。すっごいクネクネな細っい道をバスは登る。
観光地でありながら、バリバリ観光客目当てな感じの店がドン!なんとも立派な感じがまた良い。

 

・・・城、無いし。
城壁が残っているのが、この地に城があった事を語る数少ない証拠。
なんでも、大戦中の仙台大空襲で消失してしまったんだと。
頑強な山城で、一度も襲撃されたことは無く、昭和の時代に戦で燃え落ちてしまうとは、なんとも悲しい話。

 

東北大学の広大なキャンパスを縫って市街へ。
もう、あっち向いてもこっち向いても東北大学って感じ。

うぅ〜ん、仙台って特別見て回る所ってないのね。
車があれば別なんだろうけど、市街はそんなもんか。

最後は・・・「仙台駅」・・・帰ってきちゃいましたから。

市街はケヤキ並木がキレイらしいんだけど、今は冬。
次は緑が青々とした時期に来て見たいものだと。

ホテルへチェックインして、夕食へ。

当然狙いは「牛タン」。
なんで牛タン?そりゃ仙台だからさってなもんだ。

店は「利久」ってチェーン店。
いや、妻のアンテナにビビビってひっかかって、事前予約まで入れてたってんだから。
仙台駅周りに店舗はいっぱいあるんだけど、その中から妻が選んだのは東口本店。
理由はホテルと反対側だからとかなんとか。

頼んだのは・・・ 牛たん【極】定食、牛たん1.5人前、もずく酢、ちびたん燻2皿(次女専用ミニソーセージ)、手造り豆腐のシャキシャキサラダ、どんこのタタキ。

どんこのタタキ?!

ごめん、牛タンよりも強くバイト。写真を撮り忘れちゃうくらいに・・・。
ほら、牛タンが旨いのは判ってるけど、どんこのタタキてどうなのよって思うじゃない。
どんこってのはエゾイソアイナメっていう深海魚みたいな魚だよ、たぶん。
昔、夜の投げ釣りで釣れたときに、さすがに持ち帰るのをためらったグロ系の魚。
食ってみてぇ〜って思うじゃない、やっぱし、値段は見なかった事にしてサ。

出てきたのは、ちっこい小鉢に、肝とあえた白身のタタキ。
パクリ。
旨ぁ〜い!肝甘ぁ〜い!!
これ、カワハギの肝合えで作っても良いなぁ。
どんこはカワハギほど身がしまっておらず、おしとやかな感じ。叩いたからなのかなぁ。

あ、牛タンね。旨いよ。【極】定食ってのがウリらしく、超厚切りなタン。当然オレ専用。ごはんの上には、なぜかもずく酢から移設されたウズラの卵が・・・。
いやぁ〜ビールが進む進む。
 

はい、お会計・・・壱万円って・・・おいおい。
入店から一時間も居なかったんじゃね?

お土産に牛タンクッキーなる自家製クッキーを頂き、ホテルへと向かうのでありました。
まぁ、当然、途中のコンビニでお菓子とかアイスとかお酒とか買って帰ったんだけどね。



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