〜 俺みてねぇよ「はにわハオ!」 〜
次女:「ぱぁぱぁ、お風呂行くよぉ〜」。
今朝もいきなりのお風呂ですか。
次女ちゃん、わかったから、とりあえず顔を踏みつけてる足をどけてね。
がっつり寝起き&寝癖頭のままで家族総出で風呂へ直行。
朝一は混んでるかなぁと思いきや、今回もガラガラ。
うぅ〜ん、宿には人が結構いるのに、みんな風呂は入らないのかなぁ。
嫁とのんびりつかって、子供らは相変わらず遊び回っている。
まぁ大騒ぎするワケでもないし、他に客も居ないから放置。
さすが温泉、身体はポカポカだ。
部屋に戻り一休みしてから朝食。
やっぱり朝もバイキング。
嫁はもう「お昼の分も食べな!」って、とんでもねぇ事言ってる。
でも、普段の朝食はパンにコーヒー位なのに、宿に泊まるとガッツリ食っちゃうよね。
今朝は昨日と打って変わって、良い天気。
チェックアウトを早々に済ませ、早速2日目の観光へレッツゴー。
目指すは湯釜、世界一の酸性湖なんだそうだ。
駐車場に車を止め、早速プチトレッキング。
登山道(?)入り口には、ひん曲がったスキーストックが無造作にゴミ箱に刺さっている。
ご自由にどうぞって事らしい。
登り下りとも、結構な人がいる。
足元は整備されているが、やっぱり山。
ひぃこら、ひぃこらとサンダル履きで登って行く。
うげぇ〜酸素が足りねぇよぉ〜。
あそこが山頂・・・って思ったら廃墟だったり、今度こそ!って思ったら平坦な道に出ただけだったり。
なんだかんだで20分位かかったんじゃねぇ?って位の登りだった。
そして遠くに見えるそれは、深海サメの眼のようなエメラルドグリーン・・・ではなく、乳白色がかった緑色だった。
想像とはちょっと違った色合いだが、それはそれで美しい。
集合写真を撮ったり、名も知らぬ高山植物(だと思う)の花の写真を撮ったり、ひとしきり楽しんでから下山。
なんとなく霧が出てきて、これから景色は下降しそうだが、山道を登って来る人は絶えない。
さっきの俺様と同様に「あ、山頂が見えたよ」とか言ってる若いカップルとすれ違い、「そこは廃墟だ、ぷぷぷ」と心の中で笑う。
子供ら&嫁から遅れる事数分で下山。
今度は草津温泉へGO。
草津〜良い所、一度はぁおいで、ちょいなちょいな♪だ。
そんな鼻歌を歌いながら車を飛ばす。
ここでの目的は湯畑。
湯畑ってなんじゃ?
源泉がボコボコ湧き出していて、あっちこっちの宿から取水パイプが蜘蛛の巣のように放射状に延びてるのか?
有料駐車場に停めて、坂道を下る。
古びた温泉街をイメージさせるが、熱海とかとはまた違った雰囲気だ。
そして、目の前い広がる湯畑・・・って、これ?
なんかドブ川?
いや、ヘドロじゃなくて湯の花だし、匂いもドブ臭いわけじゃなくて硫黄臭なんだけど。
こんなこと書いたら、草津観光協会に怒られちゃうかな。
まぁ、写真撮るべって思ったら、車に忘れてきた。
おかげで一人駐車所へ逆戻り。
ひとしきり記念撮影して、すぐ横のコンビニへ。
このコンビニチェーンでは夏休みに合わせてポケモンのスタンプラリーを実施中。
もう、子供らはガッツリ釣り上げられた。
散策するワケでもなく、さっさと湯畑から撤収。
駐車場横の光泉寺にちょっとだけ立ち寄ってお参りし、車に乗り込む。
この後は「コンビニ寄って!ねぇ、コンビニ寄って!!」の大合唱。
買い物するわけでもなく、チェーン店を見つけては台紙を持って飛び込んで行った。
続いては水澤観世音。
嫁曰く、想像していた観音像ドドド〜ンではなかった。
嫁:「なんか違う寺に来ちゃったみたい。」
俺:「でも、水澤観世音って書いてあるよ。」
嫁:「だって観音像ないじゃん。」
俺:「本堂の中とかにあるんじゃねぇの?」
嫁:「もう良いや。次行こう、次。」
俺:「おいおい・・・」
いまいち納得のいかないまま、俺様と次女で本堂お参り。
嫁と長女は、既に撤収モード。
駐車場横の菩薩堂は無料公開中で、木彫りの菩薩像などが拝観できた。
すげぇなぁって嫁と俺で声をあげるが、子供らには当然届かない。
ここにも出店があって、ちょこっと野菜を購入。
いやぁ安いけど持ち帰るには時間もかかるしねぇ。
昼飯はご当地フードの水沢うどん。
名前のとおり水澤観世音の近くで食えるから水沢うどんだ。
たとえここで店を出している店が、我が家の近所にのれん分けしたとしても、それは既に水沢うどんではない。
そんな中、嫁のリサーチにひっかかったのは三升屋。
短い距離の間、道路の両側はうどん屋しか無いようなところで、なぜここ?ってくらい質素な民家調の店。
嫁の調査では、安くて味も良いとのこと。
まぁうどんだし、こじゃれた店で食うもんでもないからね。
入り口には籠にキュウリが無造作に入れられていて「ご自由にどうぞ」って。
もう嫁の眼はランランで、「帰るまで残っているかなぁ」を連呼している。
そんなに気になるなら今のうちにもらっておけば良いじゃん!って店に入ると、客はだれも居ねぇから。
それでも「次の客が持って行っちゃうかも」とか言い続けてた。
メニューは至ってシンプル。
冷・温のうどん、大小のみだ!
個人的に冷たいうどんは苦手なのだが、ここはあえて冷たいうどんをチョイス。
うどんの味は良い。
コシが特別強い訳ではなく、みずみずしい感じでのど越しが良い。
ツユは残念・・・ふつうのかつおだしの麺つゆだ。
小鉢が付いていて箸休めにはなるが、やはりうどんだけをひたすら食べられるほどのうどん好きではないうえ、家族皆朝食が腹に残っていてあまりお腹がすいていなかったので、たくさん食えるかぁ!
とか言って、俺様が食ったのは「大もり」なんだけどね。
ハート型や星型に型抜いたうどんが隠されていて、嫁&子供らが喜んでいた。
ちょっとした遊び心もある良い店だった。
嫁は上機嫌で店を後にした。
その理由は、うどんが旨かったのか、型抜きが気に入ったのか、はたまたキュウリをタダでGetできたからかは定かではない。
今回の旅行の最後の目的地はかみつけの里博物館。
嫁、たってのご希望の地だ。
博物館の中を見て回る。
決して広くはないが、展示品はなかなかのものだ。
古墳とか全然興味ないが、思わず見入ってしまった。
素人の俺様が興味を魅かれるくらいだ、嫁が黙っているはずがない。
いや、嫁も素人だけど。
なんやかんやで結構な時間を使って見学。
そろそろ良いだろうって外に出た。
ここは上毛野はにわの里公園とやらに隣接していて、八幡塚古墳という本物の前方後円墳(しかもデカイ)に埴輪レプリカやらがどっちゃり飾ってあるそうだ。
「そうだ」でわかると思うが、俺様は登ってない。
なぜなら眠かったからだ。
車で一人、爆睡させてもらった。
突然の雨に目を覚ました!
やばい、傘もって行ってやらねばと車から飛び出すが、嫁と子供らがどっちに行ってるのか見当がつかない。
途方にくれていると、前方から鬼の形相の3人がこちらに走ってきた。
嫁:「結局、あたしゃ登れなかったよ」
まぁ残念でしたねぇ。
後は帰るだけ・・・なんだけど、大事なミッションが残っていた。
それは、次女の自分へのお土産購入。
俺らは職場だの友達だの向けに、お菓子とか買っていたんだけど、次女は自分だけ無いのはおかしいって。
まぁ仕方ないから高速SAで何か買ってやるかって。
そしたら、選んだのはウサギとクマがくっついたキーホルダーの付いた「ぬいぐるみ」。
全然旅行先と関係ないじゃん。
でもすっげぇ気に入ったらしく「モコ」とか名前つけて呼んでるし、寝るときも一緒だし。
小学2年生ってこんなに幼いんだっけ?って嫁と呆れつつも、気に入ってくれたようなので、まぁ良いか。
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